訓練・研修の様子
令和6年12月10日(火)に当本部で但馬地区女性消防職員交流会を開催しました。
但馬地区の女性消防職員(5名)が集まり、各本部での取り組みなどの意見交換を行った後、昨年完成した女性施設や今年導入した車両の見学を行いました。
今後の業務において参考に出来ることが多々あり、また女性消防職員の仲を深められた有意義な時間となりました。
11月13日(水)に職員による署内意見発表会を開催しました。
この発表会は、令和7年1月に姫路市で開催される播但地区消防職員意見発表会に出場する代表者1名の選考を兼ねるもので、事前に選出された5名の職員が、消防業務に関する意見や考え方を、経験に基づき発表しました。
13mブーム付多目的消防ポンプ自動車(MVF)を導入しました
美方広域消防本部のはしご車が長年の役目を終え、新たに13mブーム付多目的消防ポンプ自動車が導入され、10月13日(日)に運用を開始しました。
13mブーム付多目的消防ポンプ自動車とは、タンクに900Lの水を積んだポンプ車で、更に13mの高さまで伸びるバスケットを備えており、消火と救助を担うまさに多目的な消防車で、「MVF(MIKATA VARIOUS FIGHTER)」といいます。
バスケットの許容積載荷重は約270kgで3名まで乗車でき、高所には13.7mまで、低所にはマイナス2.1mまで架梯が可能で、はしご車と同等のパフォーマンスを発揮してくれます。アウトリガを車体側面に張り出すことなく架梯できることから、はしご車に比べ狭隘な場所での活動が可能となりました。また、水に消火薬剤を加え、圧縮空気を送ることで泡を作り、水の表面積を増やすCAFS装置を装備しており、少量の水で効果的に消火が可能となりました。
今後は、はしご車の代わりに13mブーム付多目的消防ポンプ自動車が地域の皆様の安心安全の一役を担い、「MVF」の愛称で親しまれるよう訓練に励んでまいります。
※写真をクリックすると拡大します。
令和6年8月24日(土)に村岡区老人福祉センターで「防災体験学習会 IN むらおか」が区内の小学生を対象に開催されました。(香美町社会福祉協議会主催)
目的は、子供たちがゲーム感覚で「消火」「救出」「救護」を楽しく学ぶことで、消防署は車両見学、心肺蘇生法を担当させて頂きました。特に、はしご車乗車体験では「はしご車に乗ることができて楽しかった」との感想もあり、このイベントを通じて防災に対する興味をもっていただけたらと感じています。
消防署では今後も防災イベントへの参加、救急講習会の実施など、地域に密着した消防署を目指してまいります。
製品火災にご注意を!!
製品(自動車等、電気用品及び燃焼機器)の不具合による火災が発生してます。リコール情報のある製品の継続使用による火災も報告されていますので、火災防止のため、経済産業省及び消費者庁が発信するリコール情報を下記にてご確認ください。
【経済産業省リコール情報サイト】
https://www.meti.go.jp/product_safety/recall/index.html へのリンク
【消費者庁リコール情報サイト】
https://www.recall.caa.go.jp/ へのリンク
なくそう!!リチウムイオン蓄電池火災!!
誤ったリチウムイオン蓄電池の捨て方により、ごみ収集車やごみ処理施設での火災が多発しています。お住まいの地域毎に廃棄方法が異なりますので、下記にてご確認いただき、火災防止にご協力ください。
【クリーンパーク北但】
http://www.hokutan.jp/pdfevent/ritiumuionndenntityuui2.pdf へのリンク
令和6年6月20日(木)に香住区一日市の岡見公園にて兵庫県消防防災航空隊と合同で海岸救出訓練を実施しました。
当管内には年間を通じて多くの釣り客が訪れており、毎年釣り客の関係する事故が発生していることから、兵庫県消防防災航空隊との連携と救助技術等の向上を図ることを目的とし、傾斜地の引き上げ救出訓練及び兵庫県消防防災航空隊によるホイスト救出訓練を実施し連携を深めることができました。
令和6年6月5日(水)に出石特別支援学校みかた校の職員を対象とした、救急講習会を実施しました。
今回の講習では、心肺蘇生法をより深く学び、体験していただくために3つのブースに分かれて講習を行いました。90分と短い時間でしたが、内容の濃い講習を行うことができ、受講者から「理解が深まった」との声を多く頂きました。実際の様子は下記の動画から視聴可能です。
美方広域消防本部では、今後も対象者に合わせた救急講習を行い、美方郡の救急医療への理解向上を目指し努めていきます。
消防署では、心肺蘇生用資器材(訓練用)の貸出も行っていますので、お気軽にご利用ください。
この事業は、「ひょうご防災減災促進条例」に基づき、阪神・淡路大震災の経験と教訓を継承し、安全・安心な社会づくりを推進するため、地域団体など県民の皆様による日々の生活の中で防災減災に取り組む「災害文化」を広める事業の支援をしています。
詳細は、下記リンクをご確認ください。
令和6年度「ひょうご安全の日推進事業(助成事業)」についてご案内
消防業務体験説明会を実施しました!
令和6年5月25日(土)に消防本部にて消防業務体験説明会を開催しました。
当日は、高校1年生から25歳の男女合わせて12名に参加いただき、消防業務を体験していただきました。
・消防業務についての説明
・施設見学(事務所・仮眠室・通信室・女性用施設等の見学)
・車両資機材見学(救急車・ポンプ車・救助工作車及び各資機材)
・はしご車体験乗車
・防火服着装及び放水体験
・質疑応答
★好天にも恵まれ、皆さん意欲的に取り組んでいただきました。
令和6年3月4日(月)に新温泉町歌長、特別養護老人ホームゆむらにおいて建物火災防ぎょ訓練を実施しました。
この訓練は全国で一斉に実施される「春の火災予防運動」の行事の一環として、建物火災における警防技術及び救助技術の向上、各関係機関との連携強化、更には住民の防火意識の高揚を目的として毎年実施しています。
今回の訓練では特別養護老人ホームゆむらの1階の厨房から出火し、多数の逃げ遅れがあるとの想定で、自衛消防隊による通報、初期消火、避難誘導、応急手当訓練が実施され、その後、美方広域消防署による消火、救助訓練を実施しました。
その後、施設職員を対象に訓練用の水消火器を使用して初期消火訓練が実施されました。
みなさん真剣な眼差しで熱心に取り組まれ、防火意識の高揚は十分に図れたと感じています。また我々消防職員も、実際の施設を使用しての貴重な訓練が実施でき、警防技術及び救助技術の向上を図ることができました。
この経験を今後の現場活動に活かすとともに、引き続き火災予防に努めてまいります。
訓練動画はこちら → 訓練動画(youtubeへリンクしてます。)
救助工作車を導入しました
美方広域消防本部に発足以来初となる救助工作車が導入され、2月26日(月)に運用を開始しました。
この救助工作車は、救助活動に特化した車両で、ウィンチやクレーン、大型照明が装備されています。また、複雑多様化する災害に迅速に対応できるよう、油圧救助器具、切断用器具、破壊用器具等はバッテリー式に一新され、粉塵が舞うような現場や酸素が薄い現場等の厳しい環境下でも救助活動の継続が可能となりました。山岳救助資機材や水難救助器具も新しくなり、山や海を抱える当本部の強い味方になります。
車両側面には山陰東部に古くから伝わる麒麟獅子(きりんじし)が舞っています。麒麟獅子は幸せを呼ぶ霊獣と言われており、美方郡内の安心安全を願ってデザインしました。
有事の際、この車両の高いポテンシャルが存分に発揮できるよう、日々訓練に励み、救助技術の向上に努めてまいります。
美方郡で初の救助工作車の活躍にご期待ください。
※クリックすると拡大します。
令和5年11月28日(火)、豊岡市日高町道場において、関西電力送配電(株)姫路本部豊岡電力所の職員の方々と救助合同訓練を行いました。
本訓練は、実際の鉄塔や電線を利用し訓練を行うことで、知識や救助技術の向上と各関係機関との連携強化を図ることを目的として、関西電力送配電(株)の訓練施設(鉄塔・電線)を利用させていただきました。
訓練では関西電力送配電(株)職員の方のご指導の下、連携を図りながら鉄塔の昇降訓練や電線上及び鉄塔上の要救助者を救出する訓練を行いました。
実際の鉄塔や電線を利用して訓練できたことで色々なことに気付くことができ、とても貴重な経験を積むことができました。
今回の経験を基に、更なる救助技術の向上を目指して訓練に励み、実災害に備えてまいります。
令和5年9月20日(水)、9月27日(水)の2日間、昨年度に引き続き香住自動車教習所にご協力を頂き、教習用コースを使用して緊急自動車の機関員訓練を実施しました。
機関員経験の浅い職員が、運転時の留意点や基本的事項を確認・体験し、救急車やポンプ車などで厳しい条件下での走行訓練を行い、車両感覚や運転のコツなどを学び、安全運転に対する意識と技術の向上を図りました。
令和5年7月22日(土)に大阪市消防局高度専門教育訓練センターで「第51回消防救助技術近畿地区指導会」が開催され、兵庫県と大阪府から約900名の救助隊員が集まり、救助技術を競いました。
美方広域消防本部からはロープブリッジ渡過、はしご登はん、ほふく救出の3種目に7名(6チーム)の隊員が出場しました。
そのうち、ロープブリッジ渡過に出場した岡本卓消防士長が、兵庫県で一位の成績を収め、8月25日(金)に北海道札幌市で開催される「第51回全国消防救助技術大会」に近畿地区の代表として出場します。
ロープブリッジ渡過は地上から高さ7mの位置に張った20mのロープを往復する訓練で、17秒01の好タイムをたたき出し、美方広域消防本部としては平成7年以来28年ぶりの全国消防救助技術大会出場を決めました。
4月から全国消防救助技術大会を目標に、美方広域消防本部から選抜された7名がチーム一丸となって厳しい訓練に取り組み、その努力が実を結びました。
岡本卓消防士長、おめでとー!!!
今後も更なる救助技術の向上を目指し訓練に取り組んでまいります。
動画 → https://youtube.com/shorts/YFCbWqttnNw
令和5年7月10日(月)に美方警察署、香住海上保安署、美方広域消防本部の3機関が合同で水難事故救出訓練を実施しました。
当管内には魚釣りや海水浴などを目的に、年間を通して多くの方が訪れ、毎年のように海での事故が発生しています。
そのような事故に備え、各機関が合同で訓練を実施し、連携強化を図りました。
訓練では、美方警察署や香住海上保安署によるボートやヘリコプターでの救出訓練が実施され、当本部は救命索発射銃によりロープのついた浮輪を発射し、要救助者を救出しました。